土木用特殊機械
Civil equipment
「できない」を「できる」に変える技術
特殊な工事や作業現場に使用する、土木関連機械の設計及び製造を行います。工事の工程・仕様打合せから現場納入まで社内で一貫対応しています。


スーパーミキサー

スーパーミキサーは大型トラックに搭載するタイプの、移動式連続コンクリートプラントです。
スーパーミキサー内にセメント、混和剤、骨材、水を別々に搭載し、施工現場で混ぜることで、超早強コンクリートの打設を可能としました。
特長
- 移動式プラント:大型トラック搭載で現場へ直接移動可能。
- 連続式ミキサー:コンクリートの連続打設が可能。

項目 | 仕様 |
---|---|
ミキサー能力 | 6~8m3/h |
セメントビン容量 | 1.9m3 |
細骨材ビン容量 | 1.23m3 |
粗骨材ビン容量 | 1.44m3 |
混和剤タンク | 150リットル × 2 |
水タンク | 1150リットル |
トラックシャーシ | 25トンシャーシ |

スーパーミキサー実用例 01

スーパーミキサー実用例 02

スーパーミキサー実用例 03

NATMクリート

NATMクリートは、NATM工法や深礎工事で使われる粉体急結剤を添加する装置です。
デンカ株式会社のトンネル用急結材 デンカナトミックシリーズ用として、500台以上が国内外の現場で活躍しています。
特長
- 定量供給:インバーター駆動のロータリーフィーダーにより急結剤を定量供給。
- 安定運用:別置きのエアドライヤーを併用することで、急結剤の固結を防止。
- 広い採用実績:使い勝手の良さで国内トップシェア。
NATM工法について
New Austrian Tunnelling Method(新オーストリアトンネル工法)は主に山岳部におけるトンネル工法のひとつです。
掘削した部分を素早く吹き付けコンクリートで固め、ロックボルト(岩盤とコンクリートを固定する特殊なボルト)を岩盤奥深くにまで打ち込むことにより、地山自体の保持力を利用してトンネルを保持する理論および実際の工法です。
吹付けコンクリートは吹付けロボットと呼ばれる、自走式のアームを持った機械により吹き付けられます。吹付けコンクリートはなるべく早く固まるように、吹付け直前に急結剤を添加します。

小型移動式サイロ トンパー

1トンサイロとスクリューコンベアを組み合わせて、小型の粉体供給用サイロとして使用します。
通常は紙袋にて供給する粉体を、フレコンバッグに切り替えて供給することで、手間の削減・廃棄する袋の量を削減することができます。
また、2トントラックに積載することで現場で機動的に使用できます。
使用する粉体は、急結剤やフライアッシュに対応しています。
特長
- 補給作業の省力化: 供給ホースのセットとボタン操作だけで投入可能。従来の手作業を大幅に軽減。
-
作業環境の改善:作業者が重い紙袋を持ち上げる必要が無くなり、負担が大幅に減少。
密閉構造により粉体の飛散を抑制し、作業環境をクリーンに保つ。 - 廃棄物とロスの削減:袋の削減やこぼれ防止により、廃棄物の量と粉体の無駄を大幅にカット。
共同溝仕切壁設置作業車

電線等を設置する内径約4500㎜の共同溝にて、内部を2分割するためのプレキャスト壁(約1.9トン)を設置する台車を企画・開発しました。
フォークリフト等で水平に保持して運搬してきたプレキャスト壁を受け取り、垂直に立てて設置する台車です。
受け取ったプレキャスト壁を油圧駆動のアームにより垂直に立てたり、微調整を行う事で、安全に壁の設置作業を行うことができるようにしています。


共同溝仕切壁受台設置作業車

電線等を設置する内径約7000㎜の共同溝にて、内部を2分割するためのプレキャスト壁(約3トン)を運搬・設置する台車を企画・開発しました。
プレキャスト壁を運搬する台車と、それを受け取り垂直に立てて設置する台車の2台構成として、運搬と設置を並行して行う事で作業の効率化を図りました。
設置台車では、運搬台車から受け取ったプレキャスト壁を、油圧駆動のアームにより垂直に立てたり、微調整を行う事で、安全に壁の設置作業を行うことができるようにしています。
壁撤去工事用 コンクリートブロック搬出用台車

鉄筋コンクリート構造の構築物の、厚さ1.3mの中間壁を撤去するにあたり、壁を約1m角に切断した塊を搬出作業をする作業用に企画・開発しました。
作業場所には天井があったため、天井近くのブロックを搬出する際には、クレーンの吊り高さが確保できず、本台車を用いてブロックを高い位置で積み込み、クレーンが使える高さまで下ろして、搬出するように企画・設計しました。
一度に多くのブロックを搬出したほうが作業効率が良いため、積載量は15トンとしました。
また、作業現場は幅が限られているため、それに合わせた設計としています。
